私はプロレスが好きです。最近はめっきり見てませんが。
特に鶴田と三沢、ハンセンあたりがビシビシやってあおりを食らった川田がグロッキーになる頃の全日と、
ロック様とオースチンが抗争を繰り広げ、ビンスが社長のくせにボコられてた頃のWWEが大好きでした。
プロレスはビンスが公言している通り「スポーツエンターテインメント」。勝敗は観客の期待を越えた内容にすべく雲の上で決まるし、決めてある。
で、よく聞く言葉は八百長。違うんだなぁ
こっからは持論だけどね、八百長ってのは純然たるスポーツとして戦う試合で発生する現象で。
そもそもプロレスには当てはまらないと思う。
自分が期待しているプロレスはドラマがあること。
力の差が歴然としているレスラー同士が戦って、繰り出す攻撃はかすりもせずに一方的にやられて秒殺、
ってのは格闘技の世界でプロレススタイルではない。
必ず格下の選手にも見せ場を作って場を盛り上げるのがプロレス。
真剣勝負じゃないって良く言われるのは半分正解。
でも本気で殴って蹴って、本気で避けない逃げないのは超真剣なはず。
そんじゃないと観客に伝わらないもん。
だから見てて楽しい。
一流のプロレスラーはホウキと戦っても盛り上がるって言葉があるけど、
そこにプロレスの素敵さが表れてると強く思います。
で何が言いたいのか?トリックスラロームのタイマン勝負でもそんな「観客意識」がもっと見たいし見せたいな〜って。そういうことです。
うみかぜスラバトはそんな遊び心が満載のステキなインラインエンターテインメント。
さじ加減を良くわかってる選手とスタッフと審査員が作るドラマが絶妙に面白い。
今回選手としても参加したけど、自分のグループはみんなそんな見せ場づくりが大好きで。
「おい次何系でいく?」
「面白系で!」
「すげースピードでやろうよ」
「いいよ」
「最後バックロケットのルーチンやって。俺もやるから」
「わかった〜♪」
こんな会話がふつーにありました。
見てる人は楽しめたかな?
ただしプロレス同様、手は抜かずに真剣に滑りますよ。パイロンキックはマジ蹴りです。
わざと蹴ったのは一個もなし、下手ですな〜。
相手との力量の差を見せつけぶっちぎりで勝つことで盛り上がる選手もいれば、
何するんだこいつ今回は?ってハラハラさせられる選手もいて、
いつも最後の最後でバイロン引っ掛けて観客も審査員もアーッて悲鳴を上げさせる実力者もいる。
ケ○トとか○ケとかケ○ちゃん素敵だよ。盛り上がるもん。
観客が喜ぶための要素はいろいろあるけど、自分は相手に合わせて好展開を作るのが好き。
ドラマの行方は俺たち2人で描くぜ!的な。
そのために、スケートを見せ上手になりたいな〜
と書いてたら西日暮里に着いちゃった。
寝てりゃ良かった。